組合講習の最終日に実習生3名と、寮で夕食をつくりました。
組合からは、カレーライス。実習生たちは母国のベトナム料理バインセオにチャレンジです。3名とも作る事が初めてでしたが相談しながら母国の味を再現。寮に訪れた日本語施設の先生たちにも食べていただき大変美味しいと喜んでいただきました。日本のカレーライスも、口にあったようで何よりです。

一緒に台所にたちながら、日本語でたくさんの会話をすることが出来て本当に楽しい時間になりました。今週末からは配属となります。

先日、入国講習の一環で市内見学にでかけました。
切符の購入の仕方、時刻表の見方。ホームでは並んで待つ。乗車マナー等、電車に乗ることが初めての実習生たちには、驚くことばかりです。
「日本は便利ですね～」と、感動していました。
今回のグループで、大変日本語の上達が遅く、苦戦している実習生がいます。彼なりに努力していますし、私たちも積極的に話かけていますがなかなか言葉が出ません。
しかし、今回の市内見学の地下鉄の中で微笑ましい出来事がありました。席が一つ空き、彼はそこに座ろうと近くに行くと、反対方向から日本人の女性もそこの席の前に向かってきました、彼は咄嗟に片手を差し出し「どうぞ！」と席を譲り、女性から笑顔で御礼を言われました。
全員がその行動と日本語でのやりとりを、誉めたたえました。たった一言の会話ですが彼にとって、大変自信がついたようです。その後、積極的に日本語で話しをして明るい表情になりました。
これからも成功例を積ませることで、自信をつけさせてあげられるサポートを心掛けようと、改めて感じた一日でした。

集合講習中の3名が会社訪問に行きました。
現在繁忙期に入っている為、大変お忙しい中でしたが、会社の担当者の方が、工場内と寮を案内していただきました。現在、ベトナム実習生の先輩が5名実習をしています。全員の先輩と顔を合わせて、挨拶をすることができました。日本語が分からないと、職場で信用していただけないことも感じました。
会社訪問をさせていただき、実習への期待感も高まり日本語学習も今まで以上に意欲が持てると感じます。

警察の交通安全課の方による、交通安全講習を受講しました。
ベトナムでも日本の交通ルールを学んできましたが、実際に日本に入国してから、目に映る道路や歩行者・自転車・自動車が規則正しく整備されている事に一番驚くようです。しっかり交通ルールを学習し、事故の無いように生活してもらいたいです。
3名とも真剣に講習を受ける事が出来ました。

雇い入れ時の健康診断の実施
弊組合では、集合講習の1ヶ月の期間に雇い入れ前の健康診断を受診させていただきます。

市内見学に出かけました。
行き先はリニア鉄道館・名古屋駅構内・名古屋駅周辺の見学です。あいにくの雨でしたが、初めての電車への乗車や切符の購入の仕方・行き先の見方を覚えました。電車への乗車は初めてで乗車マナーなどを指導しました。リニア鉄道館では、実際の車両の展示を見学したり、リニアのスピードを体感できる体験など実習生たちは感動の連続でした。
新幹線の開通より日本の経済が発展した歴史を学び、改めて日本の技術開発のすばらしさを感じました。
今回の実習生たちの実習先は、列車の部品等も製造しております。今後彼らが製造した部品の一部が日本のどこかの列車に使われる事となります。それを想像すると実習への期待が一層高まる見学となりました。
市内見学は講習の一環ですので、施設に戻り感想文をそれぞれ書きました。

行政書士による法的保護講習が実施されました。
入管法令・労働関係法令の講習です。特に税金の制度や最低賃金等に関しては専門の講師による講習で実習生たちの理解も深まります。

入国講習で面談シートを実施しています。
日本のイメージや日本の料理や歌やマンガ等知っている情報の質問。
実際に実習する会社名や担当して下さる実習担当者の名前などしっかり覚えているかを確認する質問もあります。
最後に、３年間の実習目標や実習以外で挑戦したいこと。帰国後の夢等、日本語で回答させます。面談シートの記入後、１人１人と面談を目標や間違ったイメージを訂正しながら、コミュニケーションをはかっています。

回答の紹介をさせていただきます。
Ｑ　食べてみたい日本の料理は何ですか？
Ａ　さしみ・てんぷら・うどん・すし

Ｑ　行ってみたい日本の場所？
Ａ　富士山・東京・大阪

Ｑ　日本で知っている企業は？
Ａ　トヨタ・ホンダ・ＳＨＡRP・SANYO・東芝

日本語学校の昼食は毎日、共同でお弁当を持参しています。
味付けはベトナム風です。今日のメニューは大根を使った料理。日本の大根はとても太くて美味しいと言っていました。

入国講習の組合日に会社訪問をしました。
実習実施機関の方々との顔合わせで実習生も緊張しておりましたが温かく迎えていただき、安心しておりました。
工場内の案内と設備の説明・先輩実習生の働く姿を見て実習への期待感が高まります。配属まで約３週間。企業担当者より日本語をもっと理解出来ますように激励されました。

見学を終えてから、感想文を書きました。
「大切なのは品質ですと言われました。ベトナムと日本はちがいます」
「日本人のはたらくひとは、とてもたのしいです。３年間がんばります」
など、各々の感想がありました。
入国講習の意欲を掻き立てる一日でした。